シェ
今日はひさびさに小説を読んだ。
同じ医局の先輩からのおすすめの本なんだけど、
浅田 次郎の「姫椿」ってやつ。
その最初の短編で「シェ」ていうお話。
この部分だけでもいいから、絶対に読んでほしい!!
とのことだったので、50ページ弱読みました。
泣きました・・・(T-T)
よくもまぁ、こんな小説が書けるなぁ~~
淋しくなければ、人間は幸せ
っていう価値観を持つ主人公。
それにどんな展開が待っているのか。
ま、読んでみてください( ̄∀ ̄)ノ"
僕はなんとなく主人公に共感してしまいますかな。
淋しさの奥の深さと苦しさに関しては、人一倍実感しているというか敏感だから。
自分は不幸であるという考えは今はこれっぽちもないけど、
幸せであるという価値観もないです。
幸か不幸かを決めるのは人間自身。実際起きているのは事実だけですから。
淡々と生きていくのが、人間としての仕事だと僕は思います。
淋しさって苦しみがなければ、いくらか楽に生きていけるんだけど。
年をとると淋しさに関して、すごくぜいたくになってくるみたい。