母の命
正直なところ、母の命はそうは長くない気がしている。
最近、グラフト閉塞が起きたり、PEGの交換をしたりと、
キーパーソンが僕しかいないので、病院をいったりきたりしている。
まあ、幸い別に命に異状があるような大きなことではない。
でも、明らかに母は弱ってきている。
食事はとれないため、ほぼ経管栄養状態。
最近では「仕事と私とどっちが大事なの?」とまで言われるようになってきた。
前の病院とは違い、今の病院では週に1~2回は会えるようになっている。
それでも、寂しいのだろう。
それはしゃーない。
会いにいくオレも健康じゃないし、余裕もない。
最近、不謹慎なことにこんなことを思うのだ。
母はよくここまで生きていれるな。
別に悪い意味はなくて・・・
だって、ずっと入院生活して、寝た切り。
月に2・3回しか会いに来れなかった息子。
こんな生活を3年間もできるかな。
オレだったら、ここまでできないだろう。
オレはこの謎はヘルペス脳炎後遺症による健忘だと思っている。
つまり、父が死んでからの記憶はまったくインプットされず、
覚えては忘れてはのサイクルをくるくると繰り返しているのではないか?
それだったら、精神的にある程度はもつのかもしれない。
オレは毎回、「父は元気にしている」とウソをつく役をするけど。
しかし、今の全身状態はそう長くはもたないだろう。
今年はなんとかなるかな。
母を早く安心させたい気持ちと、
このまま一人じゃ体がもたないことを考え、
なんかお見合い結婚とかを考えたりするんだけどね~~(笑)